米BEA Systemsと米Sun Microsystemsが提携し,顧客向けオンライン・トレーニング・ソリューションを提供すると米国時間10月30日に発表した。これにより両社は,WWWを利用したBEA社の開発環境「BEA WebLogic Workshop」に加え,Java技術,XML,Linux,Sun社の「Solaris Operating Environment(OE)」に関するトレーニングを共同で提供する。

 BEA WebLogic Workshopを利用すると,「BEA WebLogic Enterprise Platform」における開発作業を加速し,従業員の生産性を最大限に高めるとともに,それまでに投資したBEA社関連技術資産の総所有コスト(TCO)削減も可能という。

 「Javaプラットフォームなどのネットワーク・コンピューティング技術に関するトレーニングも利用でき,堅牢なWebサービス・アプリケーションを効果的に展開するのに役立つ」(BEA Systems社)

 この提携によりSun社は,同社のeラーニング・ポータル「Sun Web Learning Center」を介して新しいラーニング・ソリューションを運営する予定である。両社の計画では,顧客自身のペースで学習を進められ,使い慣れたWWWブラウザで事実上どこからでもアクセス可能なトレーニング・コースを提供するという。

 なお先ごろBEA Systems社とSun社は,サポート・センターを共同運営する合意も交わしている。

◎関連記事
米Genesys Software Systemsが患者のプライバシ保護に関する新しいeラーニング・コースを発表
富士フイルムの米国法人がストレージに関するオンライン学習サイトを開設
米オラクル,企業内トレーニングの「Oracle iLearning」最新版を発表
米マイクロソフトが教育機関向けIT技術者育成プログラムを発表
企業の教育研修強化への期待担う「eラーニング」----関連イベント盛り上がる
「企業向けe-learning市場は年率50%成長で2005年には180億ドル規模に」と米IDC
「従業員はビデオでのeラーニングを希望,企業はVODが必須に」と米ガートナー
10の先進事例に学ぶ「eラーニング導入法」(第1回)

[発表資料へ]