米AOL Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)と全米教育委員会連合の下部団体National School Boards Foundation(NSBF)は米国時間10月23日,オンラインの安全性を指導する子供向けロボット・キャラクタ「AOLSafetyBot」を発表した。

 AOLSafetyBotは,オンラインの安全性向上キャンペーン「Safety Clicks!」の一環としてリリースしたもの。AOLSafetyBotをインスタント・メッセージング・プログラムの「Buddy Lists」に登録し,インスタント・メッセージを使ってオンラインの安全性に関する質問をすると,リアルタイムで答えが返ってくるという仕組み。AOLSafetyBotはWebサイトから入手可能。AOLSafetyBotは24時間7日間対応する。

 「子供と対話するには,子供の言葉で話すことが必要だ。我が社が作り出したオンラインのバディ(友達)は,子供が毎日楽しんでいる媒体を通じて,わかりやすい英語でオンラインの安全性に関するヒントを説明する。AOLSafetyBotはバーチャルの交通指導員として,子供の助けになるだろう」(AOL社会長兼CEOのJon Miller氏)

 なおSafety Clicks!キャンペーンでは,AOLSafetyBotのほか,米Cartoon Networkと協力して作成した7分間のビデオ,子供だけでなく親や教育関係者向けの情報とリソースを提供するWebサイト,ダウンロード可能なパンフレットなどを提供している。

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