米Verint Systemsが米国時間7月30日に，解析ツール「ULTRA IntelliMiner」を発表した。大容量の顧客データを分析し，自動的に情報を社内に配信する。また，統計データでは分かりにくい因果関係をピンポイントで検出する。
Verint社Contact Center Solutions部門プレジデントのElan Moriah氏は，「ULTRA IntelliMinerを用いることにより，企業は顧客関係の記録を効率的に利用し，事業能率を高め，収入増加の機会を最大限に生かすことができる」と説明する。
ULTRA IntelliMinerはVerint社のコンタクト・センター向けプラットフォーム「ULTRA Intelligent Recording」と組み合わせた利用を想定する。「次世代データ・マイニング技術を利用し，記録データから反直感的な隠れたトレンドを見つけ出す」（Verint社）
ULTRA IntelliMinerはポータル・ベースのユーザー・インターフェースを備える。レポート，グラフ，チャート表示が可能なほか，ビジュアライゼーション，動的クエリーによるデータ・マイニング，各業界に対応したレポート，既存のCIS（Customer Interaction System）やCRM（Customer Relationship Management）システムとの連携のためのツールが付属する。
「ULTRA IntelliMinerは独立した統計を出すだけでなく，成功や失敗の根本的な原因を検出し，提供する。その情報は直ちに事業成功のための戦略に利用できる」（Verint社Contact Center Solutions部門CTOのLou Boudreau氏）
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