米Jareva Technologiesはブレード・サーバーを検出,設定,管理する「BladeForce Blade Management Suite」を米国時間5月14日,発表した。リリースは2002年6月を予定している。「異なるベンダーの製品や,さまざまなOSが混在するネットワークに対応する」(Jareva社)

 BladeForce Blade Management Suiteは,あらゆるブレード・サーバーのハードウエアを検出し,Linux,Windows,SolarisなどのOSを設定する。ネットワークのパーソナライゼーション,ソフトウエアのアップデート,遠隔アクセスを可能にする。また,「同スイートは操作しやすいため,TCOや管理時間を削減できる」(Jareva社)としている。

 BladeForce Blade Management Suiteには,IT支援プラットフォーム「Elemental Server」のランタイム版が含まれており,大規模企業でブレード・サーバーを使用する際に必要となる基本的なソフトウエアと密に連携する。Elemental ServerはJareva社のプロトコル「IT Abstraction Protocol(ITAP)」を実装し,コンピュータ,ストレージ,ネットワークのハードウエアや装置に関してベンダーごとに異なる検出および設定,カスタマイズ,管理の手順を抜粋し,自動化する。

 BladeForce Blade Management Suiteの主な特徴は以下の通り。

・使用状況や要求の変化に応じて,ブレード・サーバーを遠隔操作でコミッション,コミッション停止,再コミッションする。

・スナップショットを保存するなど,サーバー,アプリケーション,ネットワークのカスタマイズを簡素化する。

・ブレード・サーバーのほか,ネットワークやストレージ装置など,各種ITインフラ製品を管理する。

 さらに,アプリケーション,パッチ,ライセンス,IPアドレスといったリソースの使用状況を管理,監視,測定する機能も備える。

◎関連記事
米ノベルがサーバー集中管理ソリューション「ZENworks for Servers 3」を発表
米ターボリナックスのLinuxサーバー管理ソフトを,米コンパックがサーバー用オプションとして提供
NetIQがNT/2000サーバー管理ツールの新版,WebTrendsとの合併に伴い商品も拡充
米MSがサーバー管理ソフト「MOM 2000」を一般リリース,1プロセサ当たり849ドル
米IBMがブレード・システムの出荷予定を発表
米デル,Xeon MP採用の大規模向けサーバーとブレード・サーバーを発表
米HPがLinux搭載のブレード・サーバー製品群を発表

[発表資料へ]