米National Semiconductorが米国時間2月26日に,Bluetooth対応無線PAN(personal area network)モジュール「LMX9814」を発表した。現在の携帯型端末やコンピューティング装置でClass 2/3(送信出力は最大4dBm)のBluetooth接続を可能にする,「業界で最小レベルのBluetoothモジュール」(National Semiconductor社)としている。
LMX9814のサイズは10.1mm×14mm×1.9mm。携帯電話機,PDA,ノート・パソコンといったスペースに制限のある携帯型端末のほか,デスクトップ・パソコンやプリンタ,スキャナなどに向ける。
LMX9814は,National Semiconductor社のCMOS受信チップ「LMX5250」とベースバンドLSI「LMX5100」をベースにしており,Bluetooth 1.1に対応する。フラッシュ・メモリー,フロント・エンド・フィルタリング,受信/送信スイッチング,局所的供給電圧デカップリング,USBおよびUARTホスト・コントロール・インタフェースを備える。外部アンテナを利用することにより,10~26MHzの周波数をサポートする。
LMX9814は現在,ベータ・サンプル品を顧客向けに出荷している。製品版の単価は1万個ロット時で15ドル。詳細な情報はWWWサイトに掲載している。
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