米AMDが米国時間11月12日に，動作周波数1.2GHzの「mobile AMD Athlon 4」プロセサと同950MHzの「mobile AMD Duron」プロセサを発表した。両製品とも省電力化を図るための技術「PowerNow!」を採用しており，また米Microsoftの「Windows XP」に対応する。
「今回発表したモバイル向けプロセサとWindows XPを組み合わせることにより，通信やデジタル・メディア・アプリケーションの利用において，大幅に性能を引き上げる」（AMD社Computation Products Group部門マーケティング担当バイス・プレジデントのEd Ellett氏）としている。
mobile AMD Athlon 4は，128Kバイトの1次キャッシュと256Kバイトの2次キャッシュを1チップに集積する。FSB（front-side bus）は200MHz。マルチメディア命令セット「3DNow! Professional」に対応する。0.18μmのCMOS技術で製造する。工場はドイツのドレスデンのFab 30である。
mobile AMD Duronは1チップに集積した合計キャッシュが192Kバイト。FSBは200MHz。3DNow! Professionalに対応する。
1000個ロット時の価格は，1.2GHz版mobile AMD Athlon 4が525ドル，950MHz版mobile AMD Duronが160ドル。
米Compaq Computerが1.2GHz版mobile AMD Athlon 4や950MHz版mobile AMD Duronを搭載したノート・パソコン「Presario 700」を今年中にリリースする予定だという。11月21日からWWWサイトまたは販売店内の「Built for You」キオスクで注文を受け付ける。
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