米マイクロソフト，「Content Management Server 2001」を一般向けに出荷

横田英史

2001.08.02

　米Microsoftが米国時間8月1日に，コンテンツ管理サーバー「Content Management Server 2001」の一般向け出荷を始めたことを明らかにした。Content Management Server 2001は，企業がインターネット，イントラネット，エクストラネットに向けたサイトを効率的に構築，導入，管理できるようにするソフトウエア。「.NET Enterprise Server」ファミリの新製品である。

　製品版の「Enterprise Edition」，評価版の「Evaluation Edition」，開発者向けの「Developer Edition」を用意する。主な内容は以下の通り。

・Enterprise Edition：価格は1CPUあたり3万9901ドル。Content Management Server 2001のすべての機能を利用するライセンスが与えられる。

・Evaluation Edition：Enterprise Editionを120日間試用できる。http://www.microsoft.com/cmserver/evaluation/trial.htmからダウンロード可能。

・Developer Edition：MSDN（Microsoft Developer Network）会員を対象にhttp://msdn.microsoft.com/subscriptions/resources/subdwnld.aspで配布する。2001年10月には「MSDN Universal」と組み合わせて出荷する。

　Content Management Server 2001はMicrosoft社が4月30日に買収を発表したカナダのNCompass LabsのWWWコンテンツ管理システム「NCompass Resolution」をMicrosoftブランドとして市場投入するもの。

　NCompass Resolutionは，富士通の米子会社Fujitsu Systems Business of America，米Marriott International，カナダのRoyal Canadian Mint，米Sterling Commerce，米Texaco，米Verizon Communicationsなど150社以上が利用しているという。NCompass Resolutionの顧客は無償でContent Management Server 2001にアップデートできる。