米Microsoftが米国時間2月14日に,ファイアウォール機能やキャッシング機能を備えた企業向けWWWサーバー・ソフトウエア「Internet Security and Acceleration(ISA) Server 2000」をリリースしたことを明らかにした。

 Windows NT向けファイアウォール製品「Proxy Server」の後継ソフトウエアに当たる。「ISA Server 2000で,セキュリティ・ソリューション市場に本格参入する」(Microsoft社)。

 最大4CPU構成でスタンドアロンのみの「Standard Edition」と,CPU数は無制限でサーバー・アレイに対応する「Enterprise Edition」の2種類を用意した。ライセンス料金は,前者が1プロセサ当たり1499ドル,後者が同5999ドル。

 120日間利用できるトライアル版をWWWサイト(http://www.microsoft.com/isaserver/downloads/evaluationedition.htm)で提供している。

 「ISA Server 2000」は,認証を受けていない者のアクセスや外部からの攻撃などからネットワークを保護するほか,トラフィックの監視機能,疑わしいアクセスの通知機能などを備える。「.NET Enterprise Server製品群の中核とする」(Microsoft社.NET Enterprise Servers部門担当上級副社長のPaul Flessner氏)。

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