米Motorolaはインドで現地時間11月16日,同社の携帯電話機「C115」をインドで製造する計画を明らかにした。同社にとって初めての「メイド・イン・インド」製品となる。

 C115は量産向けモデルで,バッテリ寿命の延長を図っており,パーソナライズ・ツールを備える。インドで組み立てたC115は,12月半ばより販売を開始する予定。Motorola社Mobile Devices部門急成長市場担当コーポレート・バイス・プレジデントのAllen Burnes氏は,「インドには大きな商機がある」と述べる。「無線通信があらゆる経済層の商業活動を活性化することは間違いない。当社は,様々な技術と価格帯において,インドでのプレゼンスを拡大しつつある」(同氏)。

 また同社は,新機種「L6」の最初の販売地域としてインドを選んだ。L6は厚さが10.9mm,重さが86g。VGAカメラ,Bluetooth,ビデオ録画機能,デジタル・オーディオ・プレーヤを搭載する。同日インドで販売を開始しており,順次,他の地域へ展開していく計画である。さらに同社は,インドの携帯電話販売会社Bharti Teletechと戦略的提携を結んだことも発表した。Bharti社の1万1000カ所におよぶ流通チャネルを利用することで,「都市部から遠隔地までインド全土における顧客ベース拡大を図る」(同社)。

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