米QUALCOMMは,インドのムンバイに携帯電話用アプリケーション・プラットフォーム「BREW」の開発者向け研究所「BREW Developer Lab」を開設した。同社が現地時間12月15日に発表した。

 同社は,世界のBREW開発者コミュニティの支援を目的として米国,日本,欧州を含む世界の各地にBREW Developer Labを開設している。インドのDeveloper Labは9番目の研究所となる。

 同施設には,最新のBREW対応端末,ソフトウエア,テスティング・ツールが用意されており,インドのアプリケーション開発者はこれらをアプリケーション開発に役立てることができる。

 ラボでは同社から技術サポートを提供する。また,開発者向けに開設日の翌日から3日間のBREWワークショップが開催される。

 「QUALCOMM社のインドにおける開発者向けラボの設立は,競争力のある国産の無線データ・アプリケーション開発の支援を目的としている。同ラボは,インドと世界各地でBREW技術を採用したサービスを提供する通信事業者向けに,革新的なアプリケーションを作成するのに必要なサポートとツールを開発者に提供するものである」(QUALCOMM India社長のKanwalinder Singh氏)

◎関連記事
米QUALCOMM,米Motorola製ソフトを使ったBREW向け位置情報ソリューション提供へ
米QUALCOMMが2004年7月~9月期と通期の決算を発表,前年同期比増収増益
米QUALCOMM,テキサス州オースチンにDSP設計施設を新設

発表資料へ