米QUALCOMMが,テキサス州オースチンに新しい半導体設計施設を開設すると米国時間6月4日に発表した。QUALCOMM社は同施設で,「Mobile Station Modem(MSM)」など高性能/低消費電力DSP内蔵型チップセットの設計と開発を行う。

 MSMは,マルチメディア,3Dゲーム,企業向け無線データ通信などの機能を搭載する,高性能無線機器に向けたチップセット。

 オースチンの新施設の人員配置はこれから開始する。同社はDSP,組み込みプロセサ設計,LSI設計,無線通信技術といった幅広いハードウエア設計技術を持つ人材を募集している。

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