米Evans Dataは米国時間6月29日,「Java開発者は他の開発者と比べ,オープンソース・ソフトウエアを積極的に利用している」などとする調査結果を発表した。

 開発作業でJavaを使う割合が50%を超える開発者を「Javaヘビー・ユーザー」とし,50%より少ない開発者を「Javaライト・ユーザー」としたとき,オープンソース・ソフトウエアを利用するヘビー・ユーザーは80%,ライト・ユーザーは73%だった。一方,Javaを使わない開発者がオープンソース・ソフトウエアを利用する割合は45%を下回った。

 また,ミッション・クリティカルなアプリケーションでLinuxを使用しても構わないと考える開発者は,Java開発者が80%だったのに対し,Javaを使わない開発者は50%未満だった。「Java開発者の方がLinuxに信頼を置いている」(同社)

 Evans Data社上級アナリストのAlbion Butters氏は,「開発分野全体をみると,米Microsoftの.NETがJavaよりやや優勢だが,企業向け分野に限定するならばJavaを使用する開発者が60%,.NETを使用する開発者が56%と,その立場が逆転することが分かった」と説明した。

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