米Macromediaは,2005会計年度第3四半期(2004年10~12月期)の決算を米国時間1月19日に発表した。売上高は1億860万ドルで,前年同期の9480万ドルから15%の増収となった。GAAPベースの純利益は1530万ドル(希薄化後の1株当たり利益は20セント)で,前年同期の1030万ドル(同15セント)と比べて増加した。

 プロフォルマ・ベースの純利益は,1600万ドル(希薄化後の1株当たり利益は21セント)。前年同期は1290万ドル(同18セント)だった。

 Macromedia社会長のRob Burgess氏は「当期の業績で喜ばしいことは,3事業すべてと全地域で堅調な成果を挙げたことだ。主力製品は順調で,『Breeze』や『Flex』などの新たな取り組みも滑り出しは上々だ。モバイル分野も大幅な成長が期待できる」と説明した。

 また同社は,今後の見通しを明らかにした。2005会計年度第4四半期(2005年1~3月期)は売上高が1億800万~1億1300万ドル,プロフォルマ・ベースの営業利益率は15~17%と見込んでいる。2006会計年度(2005年4月~2006年3月)の予測は,売上高が5億ドル強,営業利益率が20%前後。

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