米Macromediaは,プレゼンテーション・サーバー/アプリケーション用フレームワーク「Macromedia Flex」に関する非商用ライセンシング・プログラムを米国時間10月5日に発表した。同プログラムは,非商用目的で個人的にFlexの試用を希望する人向けに用意された。学生,技術関連の教育者,個人の開発者を含め,同社が定める要件を満たす個人は,無償でFlexの構築と導入が体験できる。Flexと同プログラムの詳細およびガイドラインは,同社WWWサイトに記載されている。

 Flexは,Webサービス向けにFlashベースのアプリケーションを作成するサーバー・サイドのスクリプト処理システム。Flashをユーザー・インタフェースとして利用するリッチ・クライアントのWebアプリケーションを,XML(Extensible Markup Language)ベースの言語で開発できる。

 同プログラムの一環として,同社の要件を満たす開発者には,Flexアプリケーションの開発を合理化するためにFlexプレゼンテーション・サーバーとともに統合開発環境である「Flex Builder」のコピーも提供される。このプログラムは,開発者がFlexについて学習する機会を与える目的で提供されており,アプリケーションは,製品,サービスの販売促進,企業をはじめとする組織的な利用は禁じられている。

 非商用目的とした個人向けライセンシング・プログラムは無償だが,送料と梱包手数料として8ドル99セント支払う必要がある。ソフトウエアは11月に配布が予定されている。申し込みは,近日中に同社WWWサイトから受け付けを開始する。

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