米Macromediaは米国時間10月18日に,プレゼンテーション・サーバーおよびアプリケーション用フレームワークの新版「Flex 1.5」を発表した。新版の主な特徴は,(1)データ表示とビジュアライゼーションの向上,(2)より多彩なスキンおよびスタイル適用,(3)新たなプラットフォームのサポート,(4)パフォーマンスの強化である。

 主な内容は以下の通り。

・インタラクティブなアニメーションのチャートおよびグラフなどを利用して,効果的なデータ表示が可能。

・スタイルやスキンの拡充により,より簡単にアプリケーションのルック・アンド・フィールを調整。

・サーバー側の対応OSに,米Oracleの「Oracle Application Server 10g」,米IBMの「AIX」,富士通の「Interstage 6」を新たに追加。

・ランタイム共有ライブラリと,アプリケーション起動時間の短縮により,アプリケーションのダウンロード速度とパフォーマンスを大幅に向上。

 Flex 1.5は,11月に英語版が利用可能となる。日本語版もリリースする予定。「Flex 1.0」のユーザーは,無償でアップグレードできる。また,Flex 1.5と「Flex Builder」の無償トライアル版をMacromedia社Webサイトから入手可能。

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