米Oracleは,同社On Demand部門の執行バイス・プレジデントにJuergen Rottler氏を任命したことを,米国時間9月15日に発表した。同氏は,米Hewlett-Packard(HP)で公共機関担当上級バイス・プレジデントを務めた人物。

 Oracle社CEOのLawrence J. Ellison氏は,「Rottler氏が当社の幹部役員に加わり,戦略的事業の指導と発展に従事してくれることを喜ばしく思う。同氏は,ソフトウエアおよびサービス産業における立派な実績を持ち,当社主要パートナの一社であるHP社でも功績をあげている」と述べた。同社はOn Demand部門を通じて,「ソフトウエアの提供手法を従来のオフライン・モデルからオンライン・サービス・モデルに移行し,ソフトウエア産業を一変させる」(同氏)ことを目指す。

 またRottler氏は,「オンデマンド事業が成長し,Oracle社のソフトウエア事業に匹敵するほど,顧客にとって重要な位置を占めることを期待している」と語った。

 Oracle社On Demand部門の主要製品には,アプリケーション管理および保守サービス「Oracle E-Business Suite On Demand」などがある。

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