米Brocade Communications Systemsは,ファイバ・チャネル技術に関して2件の米国特許を取得した。同社が米国時間8月5日に発表した。
1件目の7月20日に認定された特許の米国特許番号は6,765,919。「ソフト・ゾーニング」として知られるネーム・サーバー・ゾーニングを定義するもの。ファイバ・チャネルSANにおけるデバイス間の通信を管理する。ソフト・ゾーニングは,ANSIが認定するストレージの相互接続とネットワーキング関する業界グループであるINCITS Technical Committee T11が定義したファイバ・チャネル向け標準に組み込まれている。
2件目の8月4日に与えられた特許の米国特許番号は6,772,207。タイトルは「System and Method of Managing Fibre Channel Switching Device」。SANにおけるデバイスの監視と状況のレポートに関連する技術。Brocadeベースのファイバの設定と管理を行なう「Brocade Fabric Manager」に組み込まれている。
「Brocade社は,およそ10年前から基本的なSAN技術の開発を行なっており,同社のいくつもの発明が特許の認可を受けるという結果に到達したことに満足している。このゾーニングとSAN監視技術を業界にもたらすことを喜ばしく思う」(Brocade社CTOのJay Kidd氏)
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