ドイツT-Mobile Internationalの米国法人T-Mobile USAは,多機能型無線デバイスの新モデル「T-Mobile Sidekick II」を米国時間8月4日に発表した。米Dangerの無線通信デバイス「hiptop」をベースとする。今秋から,小売店および同社サイトで販売を開始する予定。

 T-Mobile Sidekick IIは,フラッシュ付きカメラや高音質スピーカを搭載する。バッテリ寿命の延長を図り,約4時間半の通話が可能となった。本体のカラーは7種類を用意する。「前モデルと比べて25%の薄型化を実現した」(T-Mobile USA社)

 呼出音は,ヒップホップからロック,クラシックにいたるまで,一流アーティストの楽曲を選択できる。さらに,着信を知らせる音声メッセージや最新ゲームもダウンロード可能。

 同デバイスは,インスタント・メッセージング(IM)機能も搭載しており,米Yahoo!の「Yahoo! Messenger」,米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)の「AOL Instant Messenger(AIM)」を利用できる。

◎関連記事
米Yahoo!,米Dangerの消費者向け無線デバイスにIMサービスを提供
米モトローラ,Java/Linux対応の多機能携帯電話機を発表
カナダRIM,3バンド対応の新型端末「BlackBerry 7730」を欧州企業に向け展開
「米国PDAの利用者数,2003年は1400万人,2008年は2000万人に」,米調査
「米国ではすでに労働者人口の45%がモバイル機器を利用」,米Gartnerの調査
「2004年Q1の世界モバイル機器市場はスマートフォンが急伸,ハンドヘルドが停滞」,英調査
「2010年まで『Symbian OS』がスマートフォン市場をリード」,米ABIの調査
「消費者は無線デバイスに必要以上の多機能を望んでいない」,米調査

[発表資料へ]