米Intelは,2004年第2四半期業績見通しの中間修正を米国時間6月3日に発表した。売上高予測を従来の76億~82億ドルから下限を引き上げ,80億~82億ドルとする。

 粗利率は60~61%の見込み。従来予測は60%(プラス/マイナス2ポイント)だった。その他については,これまでの予測通りである。

 「Intel Architecture製品に対する需要が,当期初めにたてた見通しと一致している上,前年同期と比べて大幅に高まっている。通信関連の収入は,フラッシュ・メモリー製品が好調なことから,従来予測を上回る傾向にある」(Intel社)

 ちなみに同社の2004年第1四半期決算は,売上高が80億9100万ドル(前期比7%減,前年同期比20%増加),純利益が17億3000万ドル(前期比20%減,前年同期比89%増),1株あたり利益は26セント(前期比21%減,前年同期比86%増)だった。

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