米Rambusが，同社の高速シリアル転送向けシリアライザ／デシリアライザPHYセル「RaSer」のライセンスを台湾United Microelectronics（UMC）と台湾XGI Technologyに供与すると，米国と台湾で現地時間4月8日に発表した。これによりUMCは，0.13μmルールのPCI Express用RaSer PHYセルを自社製品に組み込む。XGI社は，RaSerを使ってパソコン用次世代グラフィックス製品を開発する。
UMCがRaSer PHYセルのライセンスを取得したことで，「UMCの顧客である半導体メーカーは，経済的で性能の高いPCI Expressベースのインタフェースを利用できるようになる」（Rambus社）。これに伴いRambus社は，RaSer PHYセルを組み込んだUMC製テストLSI向けに，特性データと評価ボードの提供を予定している。
RaSerを導入する効果について，XGI社社長のChris Lin氏は「当社のグラフィックス製品のセル・サイズと消費電力を小さくし，PCI Expressの電気的仕様を十分満足できる」と説明する。
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