PCIバスの標準化団体PCI-SIG(PCI Special Interest Group)は7月16日,PCI ExpressからPCIやPCI-Xへバスをつなぐための標準仕様「PCI Express to PCI/PCI-X Bridge Specification Revision 1.0」を策定し発表した。

 PCI ExpressはPCIバスの最上位にある拡張バスで,従来「3GIO」と呼ばれていたもの。バンド幅2.5Gビット/秒のシリアル通信で,250Mバイト/秒のデータ転送速度(一方向)を発揮する。これを最大32リンク用意することで,サーバーやストレージなどが高速で通信できる。2003年秋から2004年にかけて製品化される見込み。

 今回の拡張仕様の策定により,従来型のPCIバスやPCI-Xバスとのつなぎに当たるブリッジ・チップを作れるので,1台のサーバーに上位のPCI Expressから下位のPCIまで幅広いデータ入出力を搭載できる。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ)