米Sybaseの子会社である米iAnywhere Solutionsは,モバイル機器向けにWebベースのコンテンツやアプリケーションを開発するためのツール「M-Business Anywhere Developer Edition」を無償で提供する。iAnywhere Solutions社が米国時間2月17日に明らかにしたもの。同ツールでは,データベース「SQL Anywhere Studio」との統合を図ったという。
iAnywhere Solutions社Mobile Solutions部門担当ディレクタのOjas Rege氏は,「TCOを抑えながら,迅速にWeb向けコンテンツを開発できるM-Business Anywhereに,強力かつ高性能なSQL Anywhere Studioを統合することで,モバイル機器によるデータの有効活用と同期化が可能になる。また開発者は,Web向けのさまざまなモバイル・アプリケーションを容易に開発できるようになる」と説明した。
M-Business Anywhereの基盤となるのは,Sybase社が昨年3月に米AvantGoを買収した際に獲得した技術。企業はM-Business Anywhereを使って,モバイル機器向けWebサイトのほか,CRMやERPなど,さまざまなバックエンド・アプリケーションの開発を簡素化できるという。
M-Business Anywhere Developer Editionと「SQL Anywhere Studio Developer Edition」は,iAnywhere Solutions社のWebサイトからダウンロード可能。なお米メディア(CNET News.com)によると,開発したソフトウエアを利用可能にするには,iAnywhere Solutions社からライセンスを取得する必要があるという。
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