米IBMが米国時間7月25日に,15インチ型の液晶ディスプレイ「IBM ThinkVision L150」「同L150p」を発表した。

 L150pはカンチレバー・スタンドを採用し,ユーザーの正面にディスプレイを向けることができ,傾きや高さの調整もスムーズに行えるという。同スタンドは,左右方向にそれぞれ135度回転する。「自由に高さを変えられる調整機構により,ユーザーの背の高さに関わらず快適な位置にディスプレイを設置できる」(IBM社)

 L150pはコントラスト比400:1の液晶画面を搭載する。アナログとデジタル用に入力端子を2つ備え,同時に2つのシステムを接続できる。

 またL150とL150pには,輝度調整,自動画像設定,入力選択用の専用ボタンがある。「自動画像調整ボタンを1回押すだけで表示画像の画質を最適化し,迅速かつ簡単にディスプレイを設定できる」(同社)。そのほかの画質調整機能は,画面上に表示されるメニューを介して利用する。

 L150およびL150pは8月1日より利用可能とする。価格はL150が329ドル,L150pが379ドル。

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