米IBMが米国時間7月25日に,15インチ型の液晶ディスプレイ「IBM ThinkVision L150」「同L150p」を発表した。
L150pはカンチレバー・スタンドを採用し,ユーザーの正面にディスプレイを向けることができ,傾きや高さの調整もスムーズに行えるという。同スタンドは,左右方向にそれぞれ135度回転する。「自由に高さを変えられる調整機構により,ユーザーの背の高さに関わらず快適な位置にディスプレイを設置できる」(IBM社)
L150pはコントラスト比400:1の液晶画面を搭載する。アナログとデジタル用に入力端子を2つ備え,同時に2つのシステムを接続できる。
またL150とL150pには,輝度調整,自動画像設定,入力選択用の専用ボタンがある。「自動画像調整ボタンを1回押すだけで表示画像の画質を最適化し,迅速かつ簡単にディスプレイを設定できる」(同社)。そのほかの画質調整機能は,画面上に表示されるメニューを介して利用する。
L150およびL150pは8月1日より利用可能とする。価格はL150が329ドル,L150pが379ドル。
◎関連記事
■「2003年はPC用LCDモニターの売上高が初めてCRTを上回る」,米IDC
■2004年にLCDモニタは販売台数でCRTモニタを上回る――米DisplaySearchが予測
■「2003年Q1のデスクトップ用モニター市場,出荷台数は前期比12%減」と米DisplaySearch
■「2003年Q1の大型TFT LCD市場,出荷台数は前期比7%増の2000万台で過去最高」,米DisplaySearch
■「2002年Q3の大型TFT LCD市場,出荷台数は1620万台で前期比8%減」,米ディスプレイサーチ
■「2002年Q2における世界LCDモニターの出荷台数は前期比3%減の730万台」,米ディスプレイサーチ
■モニター向けの大型TFT液晶パネル生産,日本は3位に転落
■TFT液晶ディスプレイ市場,満足度の決定要素は「品質」より「価格」
[発表資料へ]