米Intelは,2003年第1四半期業績見通しの中間修正を米国時間3月6日に明らかにした。売上高は66億~68億ドルの範囲になる見込み。事前予測では65億~70億ドルと予測していた。

 Intel Architecture事業は従来の季節的パターン通りだが,予想よりやや好調だ。一方,Communications事業は,フラッシュ・メモリーの売り上げが低迷し,当初の予想を下回っている。

 粗利益率は,フラッシュ・メモリーの在庫のだぶつきが原因で,従来予測である50%(プラス/マイナス2ポイント)の中間値をわずかに下回る見通し。

 株式投資や利息などによる損益は,事前予測の純損失1億2500万ドルから1億ドルに改善する見込みだ。「未公開株式投資による減損が思ったより少なかった」(Intel社)

 なお,その他の予測に関して変更はないとしている。

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