米Intelが米国時間12月5日に,2002年第4四半期業績見通しの中間修正を発表した。売上高は68億ドル~70億ドルで,従来の予測である65億ドル~69億ドルを上まわる見込みだ。

 同社は売上高の上方修正の理由として,Intel Architecture部門が期待以上に好調で,主にアジアでの販売が伸びていることを挙げた。なお,通信関連部門は10月初めに発表した予測どおりの業績を示しているという。

 粗利率は従来予測である49%(プラス/マイナス2ポイント)の上限に近い数値となる見込み。株式投資および利息などによる損失は9000万ドルで,従来予測の5000万ドルと比べて拡大する見通しである。また,その他の予測に関して変更はないとしている。

 ちなみに同社の2002年第3四半期決算は,売上高が前期比3%増の65億ドル。純利益が前期比54%増の6億8600万ドルで,1株当たり利益は前期比43%増の10セント。粗利率は約49%だった。

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