米Microsoftのメディア・センター技術「Windows XP Media Center Edition」に対応する製品を，複数のメーカーがリリースすることになった。Microsoft社が米国時間1月9日に明らかにしたもの。メーカーとしては，東芝，米Alienware，米ViewSonicなどの名前が挙がっている。
Windows XP Media Center Editionは，2002年1月に同社が発表した「Windows XP」の拡張機能（開発コード名は「Freestyle」）。Windows XPや消費者家電製品のユーザー・インタフェース仕様に相当し，AV機器としてパソコンを利用可能にするもの。操作には，キーボードではなくリモコンが使える。「パソコンを家庭の“メディア・センター”に変身させ，テレビ，PVR，音楽，ビデオ，DVD，写真といったエンターテインメントを集約し，リモコンで操作できるようにする」（Microsoft社）
「業界のパートナと協力し，ノート・パソコンなど複数のフォーム・ファクタでMedia Center対応パソコンを用意することで，いつでも，どこでも好きなエンタテインメントを楽しめるよう可能性が拡大する」（Microsoft社Windows eホーム部門担当副社長のRick Thompson氏）
各メーカーが予定している製品の内容は以下の通り。
・東芝：東芝のComputer Systems Group（CGS）は，ノート・パソコン「Satellite 5200」製品系列のなかでWindows XP Media Center Edition対応製品を提供する。2003年後半に利用可能とする。
・Alienware社：同社のモバイル・ゲーム・システム製品系列「Area-51m」で，対応ノート・パソコンを製品化する。発売は2003年1月末の予定。
・米Emuzed：Windows XP Media Center Edition対応のパソコン用外付けテレビ・チューナ／MPEG 2エンコーダを提供する。同社とMicrosoft社はほかのノート・パソコン・メーカーと協力し，取り外し可能なノート・パソコン用ドッキング・ステーション用に，USB接続のチューナ／エンコーダを開発した。
・ViewSonic社：「NextVision M2000 Digital Media Center」「同M1000 Digital Media Center」という対応製品をリリースする。発売予定は，M2000が2003年2月中旬，M1000が3月。
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