米MicrosoftとオランダRoyal Philips Electronicsは米国時間4月16日に,Windows対応リモート・コントロール製品/技術の供給に関して戦略的提携を結んだ。両社がWindows Hardware Engineering Conference (WinHEC) 2002で明らかにしたもの。

 この提携のもと,Philips社はWindows向けの赤外線(IR)リモコン技術を提供していく。具体的には,Microsoft社のOEM顧客に向けて,リモコン・プロトコル技術をライセンス供与する。またPhilips社はハードウエア・リファレンス設計ガイドラインを開発し,OEMに配布していく。

 これにより,「Philips社はMicrosoft社「Freestyle」対応リモート・コントロール製品の“優先的プロバイダ”になる」(両社)。

 また今回の提携の一環として,Microsoft社はFreestyle対応リモコン製品のロゴ(認定マーク)プログラムを展開していく予定である。さらにMicrosoftとPhilips社は,無線ベースの将来のリモコン技術に関しても,共同で探求を続けていくという。

 Freestyleは,2002年1月にMicrosoft社が発表したWindows XPの拡張機能である。Windows XPや消費者家電製品のユーザー・インタフェース仕様で,パソコンをキーボードではなく,リモコンなどで操作できるようにしようというもの。

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