米Sybaseと中国のDigital Chinaは米国時間12月3日，中国におけるe-businessソリューションの提供に関して戦略的提携を結んだことを発表した。Digital China社の統合ソリューションにSybase社のポータルおよびEAI（エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション）製品を取り入れる。
米IDCによると，Digital China社はIT製品の販売を手掛ける中国で最大規模のシステム・インテグレータである。中国北京に本社を構え，約3000人の従業員を抱えている。
Digital China社は，中国国内で同社が確立しているITサービスの販売，マーケティング，導入のためのネットワークを利用して，Sybase社製品のマーケティングを展開する。Digital China社のPortal and Integration Consulting部門がe-businessに関するコンサルティングや導入支援を行い，Sybase社は販売に先立つ技術サポートや，ポータルおよびEAIアーキテクチャの専門スタッフを提供する。「財務，電気通信，政府機関，製造など，主要な垂直市場に焦点を当てる」（両社）としている。
Sybase社上級副社長兼e-Business部門担当ジェネラル・マネージャのBilly Ho氏は，「我々の目標は，e-businessの基盤である“情報の流動資産”への円滑なアクセスを実現することだ。そのために企業情報とアプリケーションの統合をはじめ，顧客，従業員，パートナー企業とのやり取りの簡素化，ビジネス・プロセスの管理と自動化，コスト削減などを可能にするソリューションを提供する」と説明した。
両社は2002年末に，販売およびマーケティングの共同プログラムを実施して，e-businessソリューションの宣伝とデモンストレーションを行う予定である。
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