米Network Associatesの事業部門McAfee Security Consumerが米国時間11月25日に,子供のインターネット利用を管理するソフトウエア「McAfee Parental Controls 1.0」を発表した。

 McAfee Parental Controls 1.0を使って,親はそれぞれの子供のオンライン活用を管理できる。子供の年齢に合わせてWWWページ,チャット・フィルタリング,不適切な言葉の遮断,オンライン利用時間などを設定可能。また,接続を防止したい言葉やWWWサイトを設定基準に追加してカスタマイズすることもできる。

 McAfee Parental Controls 1.0の主な特徴は以下の通り。

・個人情報の保護:家族の個人情報や財務情報(電話番号,住所,クレジット:・カード番号,口座番号)などが親の許可無しにインターネット経由で流出することを防ぐ。

・チャット・フィルタリング:子供のチャット・メッセージを監視し,不適切なコンテンツを遮断したり,チャット・セッション中の個人情報漏洩を防止する。

・WWWサイト遮断:子供が閲覧してもよいWWWサイトを制限する。子供の年齢や成熟度に合わせて設定を変更できる。

・活用記録:子供のオンライン利用を記録したログを確認できる。記録内容には,オンライン滞在時間の合計,訪問した(または訪問を試みた)WWWサイト,メッセージをやりとりした(またはやりとりを試みた)電子メール・アドレス,ダウンロードしたファイルなどが含まれる。

 McAfee Parental Controls 1.0は「Windows 98」「同Me」「同2000」「同XP」に対応する。価格は29ドル99セントで,すでに購入可能。

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