台湾のVIA Technologiesは現地時間9月3日に,米Microtel Computer Systemsのパソコン「Microtel SYSMAR710」「同715」「同150」「同151」がVIA社のプロセサ「VIA C3」を採用することを明らかにした。

 VIA C3を搭載したこれらのMicrotel社製パソコンは,ディスカウント小売りチェーン大手の米Wal-Martのオンライン・サイト「Walmart.com」で購入可能。

 Microtel SYSMAR710,同715,同150,同151はVIA C3のほか,128Mバイトの主記憶,「VIA Apollo PLE133 Chipset」を装備する。フロント・サイド・バスは133MHz。ハード・ディスク装置の容量は10Gバイト。電子メール,WWWブラウジング,CDおよびMP3再生,オフィス・アプリケーション,ゲームなどの使用に最適な2次元/3次元グラフィックス性能を提供する。56Kbpsモデムと10/100 Ethernetのどちらか,あるいは両方を内蔵する(両方を内蔵する場合は19ドルの追加となる)。

 「Micro ATX」ケースを用いており,5.25インチ型外付けベイと3.5インチ型外付けベイを各二つ,3.5インチ型内蔵ベイを一つ,PCIスロット3基とUSBポート2基のほか,高速シリアル・ポート,パラレル・ポート,ゲーム・ポート,オーディオ・ポート(ライン入力,スピーカ出力,マイク入力)を備える。104キーボード,2ボタンマウス,ステレオ・スピーカが付属する。

 Microtel SYSMAR710と同715はLinuxベースのOS「LindowsOS」を搭載し,価格はそれぞれ199ドルと218ドル。Microtel SYSMAR150と同151は米Microsoftの「Windows XP Home Edition」を搭載し,それぞれ299ドルと318ドル。

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