米D-Link社はIEEE 802.11a/11b両対応のデュアル・バンド無線ルーター「D-Link AirPro DI-764 Dual Band Wireless Broadband Router」を米国時間7月11日に発表した。
4ポートの10/100 Fast Ethernetスイッチとファイヤウォール機能を持つ同ルーターは,2.4GHzと5GHz帯に対応している。54Mビット/秒の802.11aと11Mビット/秒の802.11b接続を同時に実現するため,既存の11b機器を使用しながら11aネットワークにアップグレードできる。混成型ネットワークの構築や既存の無線LANのアップグレードに理想的なソリューションになるという。
同ルーターは,WebベースのGUI,インターネットとネットワーク・リソースへの共有アクセスを設定するセットアップ・ウィザードを提供している。設定プロファイルをコンピュータのハード・ディスク上に保存できるため,ルーターをリセットする必要が生じた際に迅速かつ容易にネットワークを復旧できる。
また,高度なファイヤウォール/ルーター機能とともにアドレス・ブロッキング,MACアドレス認証などの高度なトラフィック・フィルタリング機能も搭載している。
同ルーターは,同年8月に正規代理店,再販業者,ディストリビューション・パートナを通じて出荷される予定。希望小売価格は499ドル。1年間の保証とファームウエアのアップデートを含む24時間体制の無償技術サポートが付属している。
◎関連記事
■企業向けIEEE802.11a/b両用の無線アクセス・ポイントを米SMC Networksが発表
■米D-LinkがIEEE 802.11a/.11b両用の無線アクセス・ポイントを発表
■ 802.11b無線LAN装置市場,出荷台数は前期比14%増,売上高はマイナス成長
■米シスコがWi-Fi/Wi-Fi5同時使用可能の無線アクセス・ポイントを発表,将来IEEE 802.11gにも対応
■米U.S. Roboticsが,最大22Mbpsの無線LAN製品を発表,802.11bとの互換性を確保
[発表資料へ]