米SMC Networks社が米国時間5月7日に,企業の無線LAN(WLAN)向けIEEE802.11a/b対応のデュアル・バンド無線アクセス・ポイント「EliteConnect 802.11a/b Dual-Band Wireless Access」を発表した。同製品は,すべてのIEEE802.11a/bクライアント・ユーザーにデュアル・バンドの無線接続を提供する。

 プラグ&プレイ式の同アクセス・ポイントは,802.11aと802.11b無線の両方に対応する。ユーザーが選択する無線設定により,新規または既存の無線LANに容易に組み込んで,802.11a,802.11bまたは両方をサポートする。

 「既存の802.11bインフラに対応しながら,無線ネットワークをより高速な802.11aにアップグレードする必要がある企業に向けて移行手段を提供する」(同社Wireless Networking Solutionsのプロダクト・マネージャのBetty Chan氏)

 同製品は,10/100 MDIX自動折衝Ethernetポートを提供する。WWWベースのGUIによりインストール,設定,管理が容易にできる。また802.1x,自動チャネル選択,MACアドレス・フィルタリング,Power over Ethernet,Power Saveモードをサポートしている。

 また,中小企業と大規模企業に必要とされるセキュリティとして64/128/152ビットのWEP暗号(802.11a),64/128ビットのWEP暗号(802.11b),集中型認証,MACアドレス・フィルタリングなどに対応している。

 同製品は,週7日24時間の技術サポート付きで小売業者,eコマース・サイト,ソリューション・プロバイダ・チャネルなどを通じて提供される。2002年第3四半期に出荷が予定されている。

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