米D-Link社はIEEE 802.11a/.11b対応のデュアル・バンド無線アクセス・ポイント「D-LinkAir Pro DWL-6000AP Dual Band Wireless Access Point」を米国時間4月25日に発表した。同アクセス・ポイントは2.4GHzと5GHz帯に対応し,54Mビット/秒の802.11aと11Mビット/秒の802.11b接続を同時に実現するため,無線LANの強化とアップグレードに理想的なソリューションになるという。

 同製品は,管理機能とセキュリティ機能を提供しており,内蔵WebサーバーによりWebブラウザーから設定できる。収録されている「D-Link Device View Software」によりSNMP(Simple Network Management Protocol)を通じてアクセス・ポイントの監視と管理が容易に実行可能となる。

 他のアクセス・ポイント製品ではデュアル・モードを実現するために,アクセス・ポイントに加え他のハードウエアも購入しなければならない。同製品は包括的なソリューションであり,2基のMini PCIスロットを装備しているため,WiFiとWiFi5アダプタの両方に接続できる。またコンソール/telnetセッション,10/100 Ethernetインタフェースをサポートする。

 「D-LinkAir Pro DWL-6000AP Dual Band Wireless Access Point」は,同年6月に正規代理店,再販業者,ディストリビューション・バートナを通じて出荷される予定。希望小売価格は499ドル。

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