米JDA Software Groupが米国時間7月5日に,2002年第2四半期の業績見通しを下方修正した。1株当たり利益が,0.08~0.09ドルの範囲にとどまる見込み。前年同期の1株当たり利益は0.12ドルだった。

 無形資産の減価償却費(170万ドル),進行中の研究開発費(70万ドル),リストラ費用(150万ドル)を除いた1株当たり利益は0.17~0.18ドルと予測している。前年同期は0.17ドルだった。

 なお売上高は5700万ドルで前年同期に比べ13%増となる見込みである。このうちソフトウエアによる売上高は1800万ドルで,同9%増になるという。

 「いくつかの大口契約の時期に変更があり,これが主な要因となって2002年第2四半期の業績は先の予測を下回ることになる。ただし(我々の)ビジネスの基礎部分は依然堅調である」(同社CEOのJim Armstrong氏)

 同社は正式な決算を2002年7月22日に発表する予定。

◎関連記事
米PeopleSoftが事業の自動化を図る「Enterprise Service Automation」の最新版を発表
世界ベスト10目指すIT戦略 350億円かけシステムを刷新
「日本的商習慣をITで打破」,イオンが350億円でシステムを全面刷新
米Caldera,システム管理ソリューション「Volution Manager」のサポート拡張計画を発表
米BroadVision,Webサイトのパーソナライズ機能を非PCデバイス向けに拡張
米マイクロソフトが「Windows CE .NET」を発表,無料ツールやソース・コード開示も
米ビザがスマート・カード用アプリ開発のフレームワーク「smart Visa Framework」を発表
Windows XP Embeddedを米MSがリリース,15社以上が対応機器を発売へ

[発表資料へ]