米Advanced Micro Devices（AMD）が米国時間6月10日に，デスクトップ・パソコン向けプロセサ「AMD Athlon XP」の新版「2200+」を発表した。米Hewlett-Packardが米国で，Fujitsu-Siemens社が欧州で，2200+を搭載したデスクトップ・パソコンを同日発売する。
2200+は，384Kバイトのフルスピード・キャッシュを内蔵し，AMD社のマルチメディア機能「3DNow! Professional」命令群に対応する。システム・バスのクロック周波数（FSB：Front-Side Bus）は266MHz。0.13μmルールの半導体技術を用い，ドレスデン（ドイツ）のFab 30で製造する。パッケージは「Socket A」。
「0.13μmルールの半導体技術を用いたAMD社初のデスクトップ・パソコン向けプロセサ」（AMD社）となる。
同プロセサは，「QuantiSpeed」と呼ぶ命令実行技術を採用する。QuantiSpeedは，パイプライン化された9命令同時発行スーパースカラー・マイクロアーキテクチャ，パイプライン化されたスーパースカラー浮動小数点演算ユニット，ハードウエアによるデータ・プリフェッチ機能，排他的および投機的TLB（Translation Look-aside Buffers）機能を備える。
なお米メディアの報道（CNET News.com）が伝えるところによると，2200+の動作周波数は1.8GHzという。
Athlon XP 2200+は1000個ロット時の価格が241ドル。詳細な価格情報はAMD社のWWWサイトに掲載している。
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