米Intelが,0.13μmルール製造技術を用いたマイクロプロセサの量産工場「Fab 22」を,アリゾナ州チャンドラに立ち上げたた。同社が米国時間10月17日に明らかにしたもの。20億ドルを投じた。新工場では,200mmウエーハに銅配線技術を使った0.13μmルールのマイクロプロセサを製造する予定。
新工場はチャンドラにあるIntel社の敷地(705エーカー)内にあり,近くには同社のFab 12がある。新工場の敷地は36万平方フィートで,このなかにはクリーンルーム(約13万3000平方フィート)が含まれる。さらに,32万平方フィートある4階建ての生産支援用の建物と,多目的用途の12万3000平方フィートの建物も同時に建設した。なお,新工場の建設には18カ月かかった。
Intel社ではすでに,この新工場で技術者やサポート・スタッフなど1000人以上を雇い入れている。なおIntel社現在チャンドラーに1万人の従業員を抱えている。
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