米MotorolaとCMCC(China Mobile Communications Corporation:中国移動通信集団)が中国における3G(第3世代)携帯電話サービスの研究開発に関して協力体制を敷いた。両社が協力協定に調印したことをフランスのカンヌで開催中の3GSM World Congressで現地時間18日に明らかにした。

 この協力体制のもと,両社は中国の3G携帯電話サービスに関する調査を開始する。「将来の中国3Gネットワークにおける両社の特性について研究する」(両社)という。

 両社が注力するのは,「中国市場における最も費用対効果に優れたネットワーク・ソリューション」(両社)。主な調査領域は,(1)3G携帯電話の用途,(2)3サービス行動パターン,(3)無線ネットワーク資源消費,の三つとなる。

 「Motorola社はCMCCとともに中国市場の調査に参加できることをうれしく思う。3G技術の開発は,中国経済や中国の通信業界に大きな影響を与える。Motorola社は中国のパートナー企業・団体との長期的な協力体制のもと,中国に最適な,3G技術/ネットワーク/サービスを開発していく」(Motorola社Global Telecom Solutions Sector中国事業部門副社長兼ジェネラル・マネージャのRuey Bin Kao氏)

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