米Eastman Kodak社が米国時間1月9日に,同社が開発した無線の特許技術を応用を図る新会社,「Appairent Technologies」を設立することを発表した。
Appairent Technologiesは,Kodakの知的資産を用いて現存,また将来の無線製品がより効率的に機能するように注力する。同社は,高品質ビデオと静画,データの無線通信技術の開発を行う。これは,Kodakの“Infoimaging"(イメージと情報の融合を表わす造語)技術を商用化するという目的をサポートするもの。
Appairentに対する初期投資は,Kodakと米Trillium Groupのベンチャー・キャピタル,Monroe Fundによって行われた。投資金額は明らかにされていない。またKodakは,同社の特許技術と特許出願中の技術も提供する。
新会社の経営陣には,KodakとTrillium GroupのTrillium Venture Development,その他の企業の幹部役員を迎える。拠点は,ニューヨークのLennox Tech Enterprise Centerに置く。
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