米QuantumのDLTtape事業部門DLTtape Groupが米国時間11月13日に,テープ・オートローダの新製品「SuperLoader」を発表した。「他の2U(高さ約8.9cm)のオートローダと比べて5倍以上のデータを格納できる」(Quantum社)という。

 SuperLoaderの容量は最大3.5Tバイト。16巻のカートリッジを収納できる。当初はQuantum社のテープ・ドライブ「SDLT 220」または「DLT1」と組み合わせる。今年中に利用可能にする。

 SuperLoaderは1秒当たり最大22Mバイト,1時間当たりで計算すると約79Gバイトのデータをバックアップできるという(データ圧縮時)。

 SuperLoaderの主な特徴は以下の通り。

・フォーム・ファクタは2Uのラックマウント型。

・SDLT 220と組み合わせた場合の記録容量(データ圧縮時)は最大3.5Tバイト。DLT1と組み合わせた場合は1.3Tバイト。

・モジュラ型の構造。一つのモジュールにテープ・ドライブ,電源,冷却器,インタフェースが収められており,「交換やアップグレードが簡単に行える」(Quantum社)。

・WWWベースの統合管理ツールで,遠隔設定や操作が可能。

・最大16巻のカートリッジまで拡張可能(8カートリッジ・マガジンを2台利用)。

・在庫管理向けにバーコード・リーダーをオプションで用意。

・下位互換性を持つ。SDLT 220と組み合わせた場合,「DLT 4000」「DLT 7000」「DLT 8000」形式で記録したカートリッジを読み込むことができる。DLT1との組み合わせでは,DLT 4000形式を読み込み可能。

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