米Peripheral Researchが米国時間10月8日に世界のテープ・ドライブ市場に関する調査結果を発表した。現在テープ・ドライブ産業は移行期にある。QIC(Quarter-Inch Cartridge)やカセット,Travanの市場は徐々に縮小している。一方でDLT(Digital Linear Tape)やLTO(Linear Tape-Open),AIT(Advanced Intelligent Tape)は拡大基調にある。

 世界のテープ・ドライブの市場規模は,1999年の39億ドルが2001年には約34億ドルに縮小する。しかし2003年には36億ドルにまで回復するとPeripheral Research社は予測する。台数は出ないものの単価の高いシステムに移行することなどが要因と,同社は分析する。

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