「米Microsoftの『Windows XP』は,米国小売店における販売本数が公式発売開始後3日間で30万本を超えた」。米NPD INTELECTが米国時間11月6日にWindows XPの販売状況に関して調査した結果を発表した。

 10月25~27日におけるWindows XPの販売本数は,2000年9月にリリースした「Windows Millenium Edition(Me)」の発売開始後3日間の数字(20万本強)を上まわった。しかし,1998年9月にリリースした「Windows 98」の記録(約40万本)には届かなかった。

 「Microsoft社の宣伝努力がWindows XP発売開始後数日間の販売本数を引き上げた。一部の小売店では,Windows XP購入に伴って受け取れる無償ハードウエアやソフトウエアを運ぶのにカートが必要になるほどだった。こうしたプロモーションが,日和見的だったユーザーを新たなOSに向かわせた」(NPD INTELECT社ソフトウエア・アナリストのSteve Koenig氏)。

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