Microsoftの会計年度2001年における「Windows Embedded」事業は180％成長

田邊俊雅

2001.10.03

　米Microsoftが米国時間10月2日に，同社の組み込み製品「Windows Embedded」に関する会計年度2001年の業績などについて明らかにし，「Windows Embeddedへの需要は引き続き高い」とする発表を行った。Windows Embedded事業の売上高は前年度比180％成長，ライセンス出荷は3倍増加したという。

　Windows Embeddedファミリには，現行製品の「Windows CE 3.0」や「Windows NT Embedded 4.0」が含まれる。開発中の製品としては次期Windows CE「Talisker（開発コード名）」や組み込みOS「Windows XP Embedded」をはじめ，Windows .NET Serverのコンポーネント版「Whistler Embedded Server（開発コード名）」などがある。

　今回発表したその他の主な内容は以下の通り。

・2001年7月24日に「Windows CE 3.0 Shared Source License」を発表して以来，Windows CEソース・コードのダウンロード件数が1万7000件を超えた。

・Taliskerのベータ2を2001年8月13日にリリースして以来，Taliskerの「Emulation Edition」が1万3000件以上ダウンロードされた。また，TaliskerとWindows XP Embeddedのベータ2キットは約1500件の注文を受けている。

　また，「Windows Embedded Partner（WEP）」プログラムの参加企業は過去1年間で3倍に増えており，45カ国にわたる100社以上が加入しているという。Microsoft社はWEPの新たなメンバーシップ「WEP Gold」を同日発表した。WEP Gold企業は以下の通り。



■システム・インテグレータ

・3Soft Gmbh

・Accelent Systems

・Advantech

・BSQUARE

・DST

・Erim SA

・Hitachi USLI Systems

・Intrinsyc Software

・NMI Electronics

・SitecSoft

・SYNNEX Technology International

・TecAce Solutions

・VenturCom



■独立系ソフトウエア・ベンダー

・BSQUARE

・General Software

・Gismosoft

・Intrinsyc Software

・Mettler & Fuchs AG

・NMI Electronics

・SitecSoft

・TecAce Software

・VenturCom

・winlinx



■半導体ベンダー

・ARM

・日立製作所

・Intel

・MIPS Technologies

・National Semiconductor

・NEC

・Texas Instruments



■独立系ハードウエア・ベンダー

・Accelent Systems

・Advantech

・Arcom Control Systems

・BSQUARE

・Cocom Group

・Cogent Computer Systems

・Intrinsyc Software

・Keith & Koep GmbH

・小松製作所

・NMI Electronics

・U-Blox AG

・セイコーエプソン