米Microsoftが米国時間4月10日に，「Windows XP Embedded（開発コード名：Whistler Embedded）」向け開発促進プログラム「Windows XP Embedded Rapid Development Program (RDP)」を発表した。
サンフランシスコで開催中の「Embedded Systems Conference (ESC) San Francisco 2001」にて明らかにしたもの。
「現行ベータ版および将来版のWindows XP Embeddedに対応した製品やサービスの開発に取り組む業界の提携企業や顧客から徹底的な技術フィードバックを得ることが狙い」（Microsoft社）としている。
同プログラムにはOEM，システム・インテグレータ，半導体ベンダーなどが参加しており，Bally Gaming and Systems社，独Fujitsu Siemens Computers，米National Semiconductor，米SCM Microsystems，ドイツのSiemens AG，東芝テック，VenturCom社，ViewSonic社，米Wyse Technologyといった企業が名を連ねる。
参加企業はWindows XP Embeddedの出荷に合わせてセットトップ・ボックス（STB）などの対応製品を発売する予定である。Windows XP Embeddedの出荷は，クライアント向けWindows XPの発売（2001年後半を予定）から90日以内を予定している。
Windows XP Embeddedはクライアント向けWindows XPの組み込み版で，現行バージョンはベータ1。Windowsベースの端末機器，STB，POS（point-of-sale）端末といった機器での利用に向ける。
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