米Gartnerが米国時間10月1日に,「携帯電話による通話全体の49.5%が自動車の運転中である」との調査結果を発表した。

 携帯電話を片手に話しながら自動車の運転をすることについて,「非常に危ない」「何となく危ない」と回答した人が合わせて88%にのぼった。

 「企業は従業員に,運転中の携帯電話の使用は危険であると注意を促すべき」(Gartner社)。

 運転中に携帯電話を使用すると,交通事故を引き起こしやすいという調査結果はすでに多数報告されている。ニューヨーク州では,全米に先駆けて2001年6月末に携帯電話禁止法が成立した。同法は11月1日に公布,12月1日から施行される。ただし,携帯電話を手に持たないハンズフリー機器を使った利用は可能としている。ニューヨーク以外でも,30を超える州で同様の携帯電話禁止法が審議されている。

 なお携帯電話を利用する場所として,2番目に多かったのは「自宅」で,18.6%だった。オフィスは7.1%,その他(空港,レストラン,ホテルなど)が24.8%だった。

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