米国時間7月2日発表の米Autobytel.comが行った調査によれば,「約70%の回答者が運転中の携帯電話での通話は適切ではないと感じている。しかし,実際に運転中の通話を控えているのは23%に過ぎない」。

 ちなみに米高速道路交通安全事業(NHTSA)は,携帯電話契約者(1億1000万人)の80%が運転中に携帯電話を使っているとの調査結果を明らかにしている。これは米国のドライバの54%に該当する。

 ニューヨーク州は先頃,運転中の携帯電話の使用を規制する法案を可決した。また少なくとも米国の39州で,同様の規制が試みられている。Autobytel.comの調査によれば,46%が運転中の携帯電話の使用を完全に禁止するべきだと考え,21%が何らかの規制が必要だと考えている。

 ちなみに運転中の通話内容は,約50%が個人的なもので,急を要するものが30%,仕事関係が23%だった。

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