米Intelが米国時間9月6日に,2001年7~9月期(2001年第3四半期)の業績が事前の予測の範囲内などとする業績見通しの中間修正(Mid-Quarter Business Update)を発表した。売上高は2001年7月17日の第2四半期決算発表時に明らかにした業績予測の範囲内で,その中間値を若干下回る程度という。

 マイクロプロセサ事業は季節的な業績パターンに一致している。通信とフラッシュ・メモリ事業の業績も四半期はじめの予測に沿っているという。粗利率も先の予測の範囲内で,その中間値を下回る程度という。

 研究開発費(進行中の研究開発やその買収伴う費用は除く)は20億~21億ドルとなる見通しで,先の予測値21億~22億ドルより下回る。また保有株式の売却益が当初の予測を下回ったため,投資利益(損失)や利息などの収支は9000万ドルの損失となる見込み。当初はゼロを見込んでいた。

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