米Frost & Sullivan社が米国時間8月29日に,ラウド・スピーカの米国市場に関する分析結果を発表した。2000年に7億4200万ドルだった市場が,2007年には10億ドル規模になると予測する。

 市場が拡大する背景には,消費者が家庭で劇場のような高音質を楽しむためにオーディオとビデオ・システムをアップグレードしていることなどがある。

 またデスクトップ・パソコンの所有者の多くが,高品質の音響を楽しむためにスピーカをアップグレードしている。このため高品質のマルチメディア向けスピーカの需要が旺盛になっている。

 パソコンに内蔵されたDVD-ROMドライブとサラウンド音響カードで楽しむ映画などのタイトルの増加も,マルチメディア・スピーカの需要を促す。また消費者は,パソコンをステレオ・ユニットの中心と見なすようになっている。

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