「2001年のDVD機器市場は,出荷台数ベースで2800万台を超える見通しで,これが2004年には6000万台を超える規模に成長する」。米Cahners In-Statが米国時間1月29日に調査結果を発表した。

 米国市場は2001年に48%の成長をみせると予測している。また,DVD-RWやDVD+RW形式のDVDレコーダーも米国および欧州市場に登場する。

 「出荷台数の伸びについては,価格設定が大きく影響してくる。DVDレコーダーは2001年末までには1000ドルを切るとみられるが,500ドルを切る水準に下がるまで出荷台数は100万台規模には届かないだろう」(Cahners In-Stat社のシニア・アナリスト,Michelle Abraham氏)。

 そのほかの調査結果は以下の通り。

・2004年における米国のDVDプレーヤーの出荷台数は,現在出荷されているVCRの台数並みに拡大する。

・2000年における米国のDVDプレーヤーの出荷台数は欧州市場の2倍以上だが,今後欧州市場が大きく成長し,2004年までに米国市場の80%程度の規模にまで追いつく。

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