米Yankee Groupが米国時間8月6日に,「ネットワーク・プロセサ市場は,2000年の2億ドルから2005年には25億ドル規模へと,年平均成長率66%で急拡大する」との調査結果を発表した。

 機器メーカーやサービス・プロバイダにとって,柔軟性に優れたネットワーク機器やサービスを素早く市場に投入することの重要性が増している。この点でネットワーク・プロセサを利用すれば,ソフトウエアを書き換えることによって機能の拡充を行える。

 現在スイッチやルーターにはASIC(特定用途向けIC)が使われることが圧倒的に多い。汎用プロセサが利用されるケースは少ない。ネットワーク・プロセサは,市場の大半を占めるASICのシェアを奪うことになると,Yankee社はみている。

 「ネットワーク・プロセサは,製品化までに要する期間がASICより短いうえ,ユーザーが必要としている機能性を低コストで実現することができる」(Yankee Group社のJay Patel氏)。

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