米Intelが,噂のネットワーク・プロセサと周辺LSIファミリを発表した。ネットワーク・プロセサのアーキテクチャは「Internet Exchange Architecture(IX Architecture)」と呼ぶ。このほかIXプロセサ向け製品の開発を支援する基金「Communications Fund」の設立も明らかにした。基金の規模は2億ドル。いずれも,開催中のIntel Developer ForumでMark Christensen副社長が発表したもの。

 同社が買収した米Level Oneが,IXアーキテクチャ・ベースの最初の製品「IXP1200」を投入した(別掲記事)。ルータやスイッチ,アクセス・コンセントレータなどに向ける。

 IXアーキテクチャ支援を表明したのは,Broadband Access Systems、Cabletron、CAG、Cisco Systems、Newbridge Networks、Omneon Video Networks。このほかHi/fn、Harris & Jeffries、Inter-Niche、Trillium、T.Sqware、Wind River Systemsといったサード・パーティもサポートを明らかにしている。

 2億ドルの基金は,IXベースのネットワーク機器やコミュニケーション機器を開発するベンダに向ける。まずはリアルタイムOS,ツール,プロトコル・スタック,コミュニケーション向け部品の開発を支援する。1000万ドル以下の投資で株式を取得するかたちで支援を行う。IXベースのプロセサに関する情報の早期入手や互換性テスト,開発者会議への参加などの特典もある。

[発表資料]
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